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投稿

1月, 2020の投稿を表示しています

「死にたい」より「消えたい」

起死念慮とか、自殺願望とか。そういう言葉はうまく合わない。 消尽願望という言葉が近いだろうか。そういう気持ちを抱くことがある。 飛び降り自殺をして、葬儀をされて、"亡くなったひと"として扱われるのは嫌だから。 たとえばある日、突然少し強めの木枯らしが吹く。そのときぼくの身体が、つまさきから少しずつ砂に変わっていって、どこへともなく飛び去っていく。「ああ、ここで終わりか。はーい」と、映画のワンシーンを撮り終えたような気持ちで、ぼくの意識は薄らいでいく。 親しかった人たちのひとにぎりが、写真や作品でぼくを思い出す。それでも決して会おうとか、連絡を取ろうとかは思わない。だから、ぼくが消え去ったことには、誰も気づかない。 もし死後の世界があるのならば、彼らが亡くなったとき、こんな会話ができたらいい。 「えー、しろちゃん先に消えてたんだ」 「うん。ぼくのときはちょっと強めの木枯らしだった。そっちは」 「こっちは春一番で消えたよ」 「それもいいね」 「あ、あそこで鳥が鳴いている」 「うん。あ、ほらあっちにも」 なんてね。

自転車で走っているときに

今日、久しぶりに自転車に乗った。 自転車で走っているときに、 ふとむかしのことを思い出した。 むかし夢中になった本や むかし夢中になった女性や むかし夢中になった曲を。 自転車に乗っていたものだから、強く反芻することはなかったが、悪い時間ではなかったな、と思う。 悪い時間になるくらい、 もっと、いまという時間を、 盛り上げなければならないな、と思う。

悪魔

恋に破れてしまったり 大きな挑戦に失敗したり 大切なひとが命を落としたり 悲しいことはいくつもあるけれど 死にたくなるときというのは そういうのとは少し違う ある朝 気づいてしまったときとか そうした挫折の先にある自分が すっかり空っぽであること 帰り道 思ってしまったときとか 小さなアパートの電気やガスを 自分で点けなければならないこと 当たり前だったはずの1秒1秒が 死の衝動に化けることがある いつか いつか、ぼくの自制心が あの悪魔に負けてしまうのではないかと 恐れて震える夜がある

映画制作管理ツールの開発

MovieTasker 現在開発している映画制作進捗管理ツールの暫定名称である。 主にユーザー側の端末に処理を実装し、サーバー側には主に認証とデータベース処理のみを行わせている。 企画から脚本、撮影、編集などの進捗情報を管理できる。 最終的には撮影日、気象条件などを登録し、リマインダや警告表示をできるようにする予定である。 ぼく自身は生業を情報技術者としているが、本業はクリエイターだと考えている。 だから、学んできた技術でクリエイターに資するアプリケーションを開発できているのは、とても有意義なことだ。 このアプリが完成したら、次は新作映画「はしご」の制作の乗り出す。その際はこのブログでも告知するので、乞うご期待。

2020年やりたいこと

しばらく、夜に詩のようなものを投稿し続けていたけれど、新年であるから、今年の抱負でも綴ろうと思う。 まず、作品としては、 ・新作映画「はしご」 ・新曲(タイトル未定) を進められるだけ進めるのが目標である。 映画『ペルセウスの夜』を機にCubaseが触れるようになってきたので、今年は音楽系にも力を入れていきたい。 哲学の分野においては、ベンサム『道徳および立法の諸原理序説』の一章までを訳したい。どこまでいけるか、頑張りどころである。 情報等のスキルについては、2019年にだいぶ資格を取ることができたので、高度な情報数学と、電子系に攻めていきたい。 マイブームのチェスでは、chess.comでの戦績を上げていきたい。 2019年は成長の一年だった。 今年は実りの一年としたい。